最後の夏に見上げた空は
始めに
はじめに読んでください。この話の設定等、注意書きがあります。
プロローグ
01 変わるものなんて何もないと、そう信じてた。
02 「結構、救われた。」
03 「あなたは、遺伝子強化兵です。」
04 誰かを傷つけるために、生まれてきたわけじゃない。
05 私、あなたが好きだった。
06 絶対、会ってやるから、待ってろよ?
桜塚高校
07 「桜塚高校は遺伝子強化兵の集められた学校だ。」
08 一人で最期を・・・迎えなければならないの?
09 あなたを想っていて、いいんだよね。
10 『俺は何のために生まれてきたんだろう』
11 俺はもう一人じゃないから。
12 「あいつらと気のすむまで一緒に、サッカーしようって思ったんだ。」
13 ・・・なんて、不器用な人なんだろう。
14 「お前は・・・何でそんなに強くいられる?」
15 この気持ちは、この想いは、私の支えになっているから。
16 もしこれが都合のいい夢であっても私は、貴方に会いたい。
17 想いが強すぎて、自分の気持ちばかり優先して、それでいいの?
18 私たちのこの想いは、一体どこへ行くのだろう。
19 「・・・いいんだよ。お前が幸せになったって。」
20 「・・・バーカ。当たり前のこと聞いてんじゃねーよ。」
21 「三上、お前に頼みがある。」
22 楽しんで、笑って、幸せでいてほしいんだ。
23 「できるよ!僕たち試合できるんだよ!!」
24 「今よりもっと、ずっと、誰よりも、うまくなりたいって思う。」
25 「・・・優しい、人だな・・・。」
26 「だからこそ・・・勝ちたい!!」
27 「なら、お前も笑っててやれ。最後まで。」
28 英士も間違いなく、その一人だったんだよ。
29 何があったって、あいつの側にいてやらなきゃいけなかったのに・・・!!
30 「けどそれ以上に・・・皆と一緒にいたいんだよ!」
31 その手はとても、温かかった。
32 けれど、少しでもいい。それでも知ってほしかった。
33 生きる理由を見つけた。それが例え、どんなに叶わない願いでも。
34 「私、嬉しかったよ。」
35 俺は一体何がしたかった?何が大切だった?
36 それでも俺は、お前と友達でいたい。
37 「親友だから、話せないこともあるんだよな。」
38 「わかるよ。あいつら、底抜けのお人よしだから。」
39 「君たちは大切な人たちと、大切な時間を過ごすべきだ。」
40 「お前らのような人間は、初めてだ。」
41 「生きる意味を教えてくれたのは、こいつらだ。」
42 何故、お前は。
43 俺の『心』を、お前たちに伝えることはできただろうか。
44 それでも、愚かな俺は願うんだ。
45 「大切に、したいんです。この気持ちを。」
46 「笑って、そう言ってくれたでしょう・・・?」
47 「俺も願っているよ。君たちの幸せを。」
48 それは、それだけは、悪いことなんかじゃ決してない。
49 「・・・私、何もできなかったんです。」
50 自分じゃない誰かの言葉が、こんなにも胸に響いて。
51 こんなにも側にいたいと、いてほしいと願える相手。
52 「私も先輩の、支えになりたいんです。」
53 その表情は、なんだかとても切なく見えて。
54 ほんの数秒の願いさえも、見落とさずに。
55 どんなに多くの人が私たちのことを忘れても。
56 貴方が望みを叶えてくれるのなら、答えはもう決まっていた。
57 「それくらい?私にとっては、本当に大きなことなんですよ?」
58 彼らの弱さも強さも優しさも、私にとってかけがえのないものだった。
59 遠ざける人間ではなく、側にいるたった一人の人間として。
60 少しでも長く、この人の側にいさせてください。
61 どうして・・・どうして・・・?
62 「・・・俺はお前から離れたりしない。」
63 こんな最後を、誰も望んでなんていない。
64 ・・・それでも、本当に少しでも俺が優しく見えたのなら。
65 お前らが笑い続けるのなら、僕も一緒に笑うから。
66 「忘れない・・・!絶対に・・・絶対に忘れない!!」
67 最後に向ける笑顔が、そこに込められた想いが貴方に伝わるといい。
エピローグ
68 本当に欲しいものは、もうどこにもないのに。
69 そして今、この時間さえも。
70 お前の大好きだった、この空の下で。
あとがき
番外編 【ヒロインが出てこないことが多々ありますのでご注意!】
私の居場所 「一緒に、サッカーしよう。小島。」
※ミズユキです。主人公出てきません。苦手な方は注意!
伝えたい想い 私は貴方の隣で、どんな風に笑っているのかな?
※友達メインです。主人公は名前しか出てきません。19話より後のお話です。
その先にあるもの【前/後】 「誰のものでもない、アンタの未来だろ?」
※翼さんメインです。翼さんが桜塚高校に来る前のお話。前後編です。
サッカーと貴方と、私の願い ただ、貴方の側にいたいんです。
※カザミユです。みゆきちゃんの想いのお話。苦手な方は注意!
居心地のよい、この場所で 「本当、素直じゃない人だなあ。」
※ヒロインと三上先輩の出会いのお話。7900HITキリリクです。
変わることのないこの日々を これからも変わらずにこの日々を送ろう。
※ヒロインと両親のお話。オリキャラが名前のみ出てきます。名前の読み方はご自由にどうぞー。
この声が届くように 彼らに伝えたかった言葉が、たくさん、たくさんあった。
※みゆきちゃん視点。最終話のその後のお話です。
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