最後の夏に見上げた空は
2006.03.25
〜 2007.03.25
全70話
『最後の夏に見上げた空は』無事に完結致しました!
1年・・・1年も続いていたんですねこの連載。
最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました!
私が夢小説サイトを立ち上げるきっかけとなったのは、この作品です。
原作の『最後の夏に見上げた空は』(電撃文庫・住本 優さま著)を読み、感動し
その感動から大好きだった笛キャラに当てはめてしまったという経緯があります。
原作があるということでとても緊張しましたし、原作とは大分違う方向へお話も進んでいました。
けれど原作を知ってらっしゃる方、買ってお読みになられた方からも、温かい応援のお言葉をもらえたことが嬉しかったです。
ちなみに私が原作を読んだのは最初の1回だけです。
あまりに読み込んでしまうと、自分のお話にあまりに影響が出てしまいそうで。
全く同じお話になってしまうと思ったので・・・。
またこれから読み直してみようと思います。最初の感動とは、また違った視点で読めそうな気がします。
このお話は様々な感想がいただけた作品でした。
『命』がテーマとなる重い部分もありましたし、『想い』や『幸せ』について伝えたいと思ったお話でもありました。
そしてそれを汲み取ってくださるかのように、たくさんの方がたくさんの想いを持ってくださったようで・・・。
自分の書いたお話で何かを伝えられる・・・。これほど嬉しいことはありません。
お話全体で言えば、三上さんへのお言葉が多かったように思います。
彼のヒロインを想うまっすぐな気持ちに格好いいと言ってくれた方もいれば
話が進んでいくに連れ、その想いを切ないものとなっていき、
それでもヒロインさんだけを愛する三上さんが好きだと言ってくださる方もいました。
三上さんの格好良さ、強さやまっすぐな想い。伝えることができたようでほっとしました。
1話1話のお話単位で言えば、たくさんのお言葉をいただけたのが、不破くんの回、研究施設編です。
感情がなかった彼が、『大切なもの』を見つけ、命をかけてそれを守った・・・。
彼のこの行動には多くのお言葉をいただきました。
いただいたたくさんのお言葉に切なくなりながらも、感慨にふけったりしていました。
さらに59話の藤代の言葉にも多くのお言葉をいただきました。
普段子供のように無邪気だった彼が告げた一言に、涙していただいた方が多く
読んでくださった方々が、本当に深いところまで想いながら読んでくださってるんだなぁと実感したりもしました。
そして彼らの最後の時。
最後まで悩んだ彼らの最期。彼らの想いをどのように伝えようかとかなり悩みました。
ただ、悲しくなるだけの最後は絶対に書きたくない、そう思い、
彼らはきっとこうやって想いを伝えるんだろうと、彼らの気持ちを考えながらお話を進めました。
そうして書いたお話で、皆さまがコメントをくださったり、涙を流してくださったり・・・。本当に嬉しかったです。
正直に言いますと私もこの作品を自分で書きながら、何度も泣いていました。
え?自分で書いて泣いてたの・・・?なんて思わずに、それくらい思い入れがあるのだと思っていただけるとありがたいです。
あまりにも短かった彼らの人生。
それでも最後のそのときまで
「楽しかった」と笑った、彼らの強さ。
「ありがとう」と笑顔を向けた、彼らの尊さ。
「泣いてもいい」とそう言った、彼らの優しさ。
「幸せになってほしい」と願った、彼らの想い。
少しでも伝わっていたのならば幸いです。
ご感想などありましたら、是非アンケート、BBS、拍手などに書き込んでくださると飛び上がって喜びます。
長々としたあとがきまで読んでくださり、ありがとうございました!
それでは、この辺で。
2007年03月25日 春名 友
2007年04月28日 追記
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本編とは違う結末を書いた『AnotherStory』を最後の夏〜目次ページに設置しました。(ページ右下部分)
もし気になるという方がいましたら、AnotherStoryの注意書きをお読みになってからどうぞご覧くださいませ。
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ちょこっと裏話
初期の設定、原作のお話等について書いてます。特にすごい話は書いてないですよー。
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