- 平和な日常に突然現れたアイツ
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- そのあまりにも間抜けな天使との出会いが、俺の運命を変えた -
落ちてきた天使
はじめに
01 この日、彼女に出会ったことが俺の運命を変えた。
02 「というわけで!君には私のパートナーになってもらいます!」
03 「・・・何したの。エセ天使。」
04 母さん。何でコイツを止めてくれなかったんだ・・・!
05 「ちなみに俺、くだらない話は無視する方向で行くから。」
06 そんなつもりがなくても、無意識に巻き込むタチの悪い人っているよね。
07 その前に俺は結人みたいな母親はいらない。
08 「うるさい。ちょっと待ちなよ。猪突猛進。」
09 「英士!何か傷ついた!何かものすごく傷ついた!!」
10 「私は・・・私は寂しいな。英士に会えなくなったら。」
11 俺だったら軽く10回くらいは首絞めてると思うよ。
12 「何?!そんなにじっと見つめて!そんな熱い目で見られても困るよ?!」
13 「仲間外れでいいよ。むしろ心から希望します。」
14 「・・・っ・・・ありがと英士っ!!」
15 認めるのは癪だけど。すごく、すごく悔しいけど。
16 「いいじゃん!抱きつくの禁止なんだもん!」
17 「たまに素直じゃなさすぎて、愛が痛いときがあるけどね!」
18 「何、その格言!今言うところじゃないよね?!」
19 頑張って犠牲になってね。応援だけはするから。
20 あ、風祭がついに話を流すことを覚えた。
21 「何でって聞いてくるお前の思考回路が本当にわからない。」
22 ねえ風祭バカ二人。話全然進んでないよ。
23 何故か胸にほんの少しの痛みが走った。
24 俺をよく知る数少ない親友たちは、口を揃えて言うんだ。
25 「ゆっくりでもいい。二人のペースで幸せになってほしいんだ。」
26 だけど、何もせずに終わることなんてできない。
27 「ぎゃー!ごめんなさーい!!もう言いませんー!!」
28 うん。恐ろしいのはお前の行動だけどね。
29 「・・・バカじゃないの・・・?」
30 「別に家族計画の話をしてるわけじゃないんだけど。」
31 「天使が人間界にいた記録なんて、残すわけにはいかないのよ。」
32 望んでいた日々に、何かが足りないようなそんな気がして。
33 「そんなの・・・わかんない。忘れちゃったよ・・・!」
34 その人は、彼女は確かにここにいた。
35 「貴方の居場所は、ここじゃないのよ。」
36 「やー!でもなんか安心する!何これ?!英士中毒かな!」
37 それでも楽しいと感じ、自然に笑っている自分がいる。
あとがき
番外編 ※すべて完結後のお話です。
君の隣にいる理由 「英士が誘惑されたあーーー!!」
※ヒロインの両親が出張ってます。
少し先の未来の話 「じゃあ当然覚悟はできてるんだよね?」
※将来を想像するヒロインと現実的な英士のお話。
そんなぼくの日常 この日常が続いてほしいと思うのは、一体誰の影響かなあ。
※少し大人びた思考の二人の子供視点。
とあるサッカー部主将の疑問 むしろ、そういう心配をされてる方が心外なんだけど。
※椎名翼メイン。翼さんは別学校の生徒です。
特別編
〜 『落ちてきた天使』お相手が英士じゃなかったら、ヒロインはどうなっていたのか企画 〜
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