「知ってるぜ、昔のお前のこと。」
「・・・私のこと、恨んでるの?」
「俺はお前が大嫌いだ。」
戦う少年少女
01 誰もが認める優等生は、誰にも知られたくない秘密があった。
02 「・・・私のこと、恨んでるの?」
03 初めて自分が世界の中心じゃないのだと知った。
04 ・・・前言撤回。全然可愛くない。
05 なんて、言えない。言えるわけもない。
06 けれどそれは三上が、本当の私と向き合ってるということだ。
07 「うわー、本当にヤキモチですか?」
08 やっぱりアイツは嫌な奴。確定。
09 不本意だけれど、一緒にいる時間が増えすぎてわかってしまう。
10 ただ同じ教室にいるだけの存在。
11 「そう簡単に俺がお前を逃がすわけねえだろ?」
12 だってこんなの・・・どうしたらいいのかなんてわからない。
13 ただ、それだけ。
14 簡単に終えていいものじゃないと思った。
15 頭の中で一つの記憶がよみがえる。
16 バカだな、本当にバカみたい。
17 「また、話そう。」
18 目をそらすことができなかったんだ。
19 そんなお前は知らない。
20 今になって思う。今なら、わかる。
あとがき
番外編
ライバルと友情と恋心 「なら逃げてみれば?ご自慢の力で。」
※完結後のお話。頑張る三上と鈍いヒロイン。
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