外部との接触を絶ち、閉鎖された村。
偶然訪れたそこには、古くから伝わる言い伝えがあった。
― 鈴の音を聴いたなら、すぐにその場から立ち去れ
美しい音色に囚われ近寄れば最後、意識を取り戻す間もなく喰われるぞ
―
鈴の音に夢を見る
はじめに
はじめに読んでください。この話の設定等、注意書きがあります。
00 「やっぱりここにいた。」
01 この村に向かったはずの父親の姿は、どこにもなかった。
02 「・・・そうだね。そう、できたらいいけど・・・。」
03 「この村には鈴の音に関する言い伝えがある。」
04 残って探すか、帰って待つか。
05 けれど、なぜか寒気が襲う。
06 「まるで、何かが起こるって知ってるみたいだね。」
07 だってただの言い伝えだろ?
08 「少し、昔話をしましょうか。」
09 信じられないなんて思っている暇はなかった。
10 「・・・世話好きだよな。最後まで。」
あとがき
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