王に溺愛される白雪姫を疎ましく思っていた王妃は、ついに行動にでました。
彼女を亡き者にしようと画策したのです。
「〜。ちょっとこちらへ来てもらえますか?」
「・・・!!はい、お母様。」
王妃でけえええーーー!!
ベシッ
ドカッ!!
ゴスッ
痛・・・痛え・・・じゃなかった・・・!ある日王妃は白雪姫を呼び出し、頼みごとをしました。
「お願いしたいことがあるんですよ〜。」
「何ですか?お母様。」
「実は森の中にイヤリングを落としてきてしまったんです。あれはとても大事なもので、一刻もはやく見つけ出したい。
けれどあれは王族に伝わるもので、落としたとできれば他の者に言いたくないのです。どうか一緒に探してくれませんか?」
「もちろんです、お母様。」
「それでははあちらの森へ、私は逆方向を見てきますね〜。」
「はい。」
『母親にたいしては素直なんだな。父親の態度と大違い。』
『役をしてる相手によるんじゃね?尾花沢監督と須釜じゃなー。』
ていうか須釜にヘタなこと言うと、後が怖いからじゃね?
『『・・・。』』
『若菜ーーー!!マイクついてるっつってんだろ?!』
『本気で後が怖えよコイツのナレーション。俺ら悪くないって言い張るからな。』
ぐっ・・・う・・・こうして白雪姫は母親の願いどおり、一人で森の中に入ってゆきました。
「うーん、ないなあ・・・。」
さがせどもさがせども、王妃のイヤリングは見つかりません。
どんどん森の奥へ入っていくと、分かれ道に差し掛かりました。
さあ、白雪姫はどちらの道を選ぶでしょう。
よく見ると人影が見える左の道
人の気配がない右の道
一人は怖いのでそろそろ帰る