汝は人狼なりや?  



設楽「いやー、すごかったわー。お前ら本当に初心者?」

郭 「結局負けたんだから、初心者の甘さがあったんでしょ。」

鳴海「あーもー!なんであそこで俺を選ばねえのかな藤代!アホ!!」

藤代「だって俺、全然わからなかったんだもん!それなのに、鳴海と椎名どっちか選べって言われたら、椎名の方が信頼あるに決まってんじゃん!」

鳴海「信じろよ!俺のことも信じろよ!何その人望の差で負けた感じ!すげえ嫌!」

三上「ああーむかつく。やっぱり霊能が椎名一人だった時点で疑っとくべきだったか。あー腹立つ。」

風祭「なんだか僕、ミスしたみたいですみません……。」

水野「風祭、もしかしてお前が霊能だったのか?」

風祭「うん。実はそうなんだ。」

三上「お前、あれだろ。役職になったはいいが、いつCOすればいいのか判断がつかなくて、会話の中でさりげなく聞こうとしたんだろ?」

風祭「は、はい!よくわかりますね!」

水野「そうだったのか……!」

三上「あーあー裏を読みすぎた!風祭が霊能か狩人の可能性を考えなかったわけじゃねえのに、他の可能性を優先しすぎた!」

椎名「何を言っても後の祭りだけどね。」

黒川「あー疲れた。対抗が郭とか、一筋縄でいかないことはわかってたけど。」

郭 「俺だって黒川じゃなければもっとうまく周りを信じさせることが出来たと思ってるよ。」

黒川「お、高評価サンキュ。」

郭 「礼なんて言われたくないんだけど。」

黒川「はは。まー狂人ってのも割と楽しめたかな。」

渋沢「郭に占われたときはヒヤッとしたよ。」

郭 「俺も消去法で占ったはいいけど、まさか渋沢が狼とは思わなかったよ。」

鳴海「だよなー!渋沢に黒が出なかったら、俺たぶんお前は狼候補から外してたもん。」

藤代「うんうん!わかるわかる!」

渋沢「お前が言える立場か藤代?」

藤代「だってー!郭の遺言がー!」

郭 「遺言とかやめてくれる?」

水野「藤代の一言がなかったら、決定打にはならなかったかもな。」

藤代「ホラ、感謝されてる!俺、間違ってなかったんすよね!」

三上「お前はある意味一番すげえよ。あんな振る舞いで、疑われずに最後まで残ったんだからな。」

水野「俺は藤代もあやしいと思ってたけど。最後、あそこまで藤代が信用されるとは思わなかった。
椎名は自分が狼だったからともかくとして、鳴海は椎名しか疑ってなかったよな?なんでだ?」

椎名「最後の場面だと、自分以外の誰かを味方につける必要があるからね。僕と藤代の二人を疑ったら、僕ら二人から不信を買って、鳴海に投票するかもしれないだろ?」

鳴海「そういうこと。だからどっちかを狼だって仮定するしかなかったんだよ。藤代はどう見たってただのバカっぽかったから違うと思って。」

藤代「ふはは!鳴海ー?鼻からラーメンすすらせるぞ?」

鳴海「は!?」

設楽「俺もそれ手伝うわ。」

鳴海「なんでこういうときにめっちゃ活き活きすんのお前!?」

風祭「そういえば狩人は誰だったんですか?」

若菜「くそー!英雄になれると思ったのに!」

水野「お前か。」

椎名「まあそんな気はしたよね。」

若菜「なんで!俺、COせずに隠してたじゃん!」

椎名「初心者のくせに興奮気味に狩人の話題を出してきたから。自分がその役だから、活躍したいのかなと思った。」

郭 「思考が読まれてるよ結人。」

若菜「くそー!予想したとこと全然違うところ噛みに行くんだもんなー!」

設楽「お前ら盛り上がるのはそれくらいにしてやれよ。初日に一言しか喋らずいなくなった可哀想な奴がいるんだから。」

真田「う、うるせえな!別になんとも思ってねえよ!」

若菜「一馬!大丈夫、俺、ちゃんと覚えてた!お前も参加してたよな!な!」

郭 「最初は仕方ないよ。次頑張れば?」

真田「だから、なんとも思ってないって言ってんだろ!!」

若菜・郭 「「うんうん。」」

真田「おい!!」

鳴海「まあなんだかんだで楽しかったわ!またやろうぜ!」

水野「そうだな。今回は負けたけど、大体の雰囲気は掴めた。次は負けない。」

風祭「僕も次は役職でもそうじゃなくても、自然でいられるようにしたいな。」

藤代「正直、ゲームはまだよくわかんないけど、負けたならリベンジしないとな!」

三上「藤代お前、次同じふざけ方したら、絶対疑われるし、とりあえず俺も殴りにいくからな。」

藤代「え!」

三上「ただ、リベンジっていうのは藤代と同意見。また機会があるなら。」

郭 「俺も次はもっとうまくやるよ。負けっぱなしは性にあわない。」

若菜「俺も俺も!冷静沈着な結人様を見せてやんぜ!」

真田「まあ、その、改善するところはあるってのはわかった。ルールも把握した分、次は簡単にはやられない。」

黒川「今回は人狼側に経験者の比率が多かった割に、それでもてこずったからな。油断はできないだろうな。」

渋沢「椎名に頼りっきりになってしまったし、次からはどちらの陣営になっても対応できるようにしたいな。」

椎名「僕はもちろん、次も勝つよ?」

設楽「と、まあいい感じでまとまったところで、今日はお開きにするか。おつかれー。」

黒川「設楽、GMありがとな。次はプレイヤー側になれよ。」

椎名「そうだね。お前とも戦ってみたいし。」

設楽「そうだなー気が向いたらな。」

鳴海「とか言ってわくわくしてるからコイツ。」

設楽「鳴海うるさい。うざい。」

鳴海「ああ!?」

三上「オラ、騒いでないで終わりにすんぞ!解散!」



勝者:人狼陣営
[人狼]椎名、渋沢
[狂人]黒川

敗者:村人陣営
[村人]藤代、三上、水野、真田、鳴海、設楽
[占い師]郭
[霊能者]風祭
「狩人」若菜


END

これにてゲームは終了です。お疲れさまでした。
ご要望があれば、今回のゲームの夜会話(狼たちの会話や役職者たちの呟き)もアップします。
⇒2013/2/24 夜会話をアップしました。

笛キャラたちの「汝は人狼なりや?」 少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
次のゲームを書く機会があるかはわかりませんが、違ったメンバーもしくは追加メンバーを入れたり、役職を追加しても楽しそうですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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