汝は人狼なりや?
鳴海「うーす!全員集まったか?」
藤代「おっす!俺パソコンでゲームするの初めて!」
三上「くそ、まじでお前、1つ貸しだからな藤代!」
渋沢「まあまあいいだろう。お前はこのゲームを知ってるんだよな、三上。」
三上「知ってるけど、なんだこのメンバー。しかも大半が初心者だって言うじゃねえか。」
椎名「身内でのゲームなんだし、細かいことはいいんじゃない?」
若菜「そうだよ……俺、一生懸命ルール覚えてきたんだから……。」
黒川「一番乗り気だった奴がいきなりテンション低いんだけど。」
郭 「こんなにルールが複雑だと思わなかったんだって。でも言いだしっぺだし、覚えなきゃって頑張ったんだよ。ねえ結人?」
若菜「俺は適当でいいって言ったのに!言ったのに!英士のバカ!真面目!」
真田「結人はともかくなんで俺まで……」
水野「それを言うなら俺らなんてもっとだよ。なんで巻き込まれてるんだ。」
風祭「僕、あまりこういうゲームやったことないから緊張するなあ……。皆の足を引っ張らなきゃいいけど。」
若菜「だってちょうど目に入ったんだもん。大丈夫だ風祭、この中のメンバーのほとんどがやったことないから。」
鳴海「よし、じゃあ揃ったってことで!GMよろしく!」
設楽「はーい。GMの設楽でーす。鳴海がお前が一緒じゃないと心細いってきもい顔で言うから、可哀想になってGM役引き受けてみたー。」
鳴海「言ってねえわ!ふざけんな!!」
藤代「GM?」
三上「ゲームマスターの略。審判をしたり、それぞれの役職や犠牲者を管理したり、まあゲームの進行役ってところだ。ちなみに多くの場合で初日犠牲者も兼任する。」
設楽「今回の村は12人村、初心者ばっかりだから、初日犠牲者の役職はなし。
村人:6 占い師:1 霊能者:1 狩人:1 狂人:1 人狼:2 だ。それじゃあ、ゲームスタートー!」
(参加メンバー)
風祭、水野、渋沢、藤代、三上、郭、若菜、真田、椎名、黒川、鳴海、設楽(GM)
ここは山奥にある穏やかで平和な村。
そんな村に人狼が紛れ込み、村人と同じように生活しているという噂が流れた。
人狼は昼間は人と同じ姿、夜は人狼となり人間を食い殺していくという。
人狼に怯える村人たちだったが、ある朝ついに、人狼に喰われた村人の無残な死体が発見された。
【2日目朝】
犠牲者:設楽
藤代「設楽ー!」
若菜「惜しい奴を失った……!」
藤代「お前の仇はとってやるからな!」
若菜「ああ……!どうか安らかに……!」
三上「お前ら最初からそんなに飛ばしてると、後でどうなるか知らねえぞ。」
鳴海「もうほっとけよそいつらは。占いCOは?ねえか?」
郭 「占いCO、水野○。占った理由はまあ……目についたし、なんとなく。」
黒川「占いCO、三上○だ。理由は経験者だって言うし、狼ならやっかいだと思ったから。」
真田「いきなり占い二人かよ……!」
風祭「えっと、つまりどちらかが偽者ってことなんですよね?」
椎名「そうだね。今回は初日犠牲者の役職もないし。」
水野「ああ……なるほど。初日犠牲者も役職を持っていたら、狼陣営からしたら騙り放題なのか。
だが今回はその可能性が無い分、多少は楽なんだな。」
椎名「そういうこと。」
渋沢「同じ役職が複数出た場合は……ええと、ローラーだったか?」
三上「へー渋沢も案外覚えてんじゃん。」
藤代「ローラーってなんでしたっけ?オッケーウフフ?」
若菜「それローラな。」
三上「はー……同じ役職が複数出た場合、あやしい奴は全部吊っちまおうってこと。
今回の場合なら、郭と黒川のどちらかが偽者なのは確実。少なくとも一人は怪しい奴を潰せるからな。」
郭 「まあ本物は俺だけどね。」
黒川「演技がうまいな、郭。」
郭 「そっちこそ。」
渋沢「うーん……一見じゃどちらが本物かわからないな……。」
椎名「どっちが本物としても、ローラーはまだ早いと思うけど。」
三上「同感。明日の占い結果を聞いてからでもいいと思う。占い騙りが狂人だったらまんまと狼二人残すことになるし。」
鳴海「そしたらどうすんだ?グレランか?」
藤代「グレラン?ぐ、ぐ、ぐれ……グレート?ランはー……ランナウェイ!!」
若菜「グレートランナウェイ!?訳すると……何?」
水野「すごい逃亡?どういう意味だ?」
三上「お前らそんなに吊るされてえか?」
藤代「てへ!」
若菜・水野「「なんで俺まで!?」」
椎名「グレランっていうのは"グレーランダム"の略。
役職をCOした奴らと、暫定で白になった奴らを除いたメンバーの中で、各自が怪しいと思う奴に投票すること。」
渋沢「確かに今の状況じゃ誰が怪しいかなんて判断しづらいからな……。」
風祭「役職を除くってことは、まだ名乗ってない人はCOするべきですよね?」
椎名「状況にもよるけど、初日じゃ名乗らないことが多いかな。」
鳴海「だなー。COしても狼の噛み対象が増えるだけだし。狩人なんかは元から正体ばらさない方がいいしな。」
水野「狩人は確か狼からの襲撃を防げる能力を持っているんだよな。」
鳴海「そう。だけど毎夜一人しか守れない。だから、たとえば霊能がCOしたとして、占い2人、霊能1人と守るべき選択肢が増えて、襲撃を防げる確率が下がる。
ちなみに狩人は自分自身を守ることは出来ないから、大抵COせずに潜んでることが多い。」
三上「まあでも潜伏することで知らぬ間に吊られてたってこともザラだけどな。」
椎名「だから、自分が吊られそうって思った時点でCOするのも手だね。」
渋沢「なかなか難しいな。」
藤代「大丈夫ッスキャプテン!俺、もう訳わかんないので野生の勘でいくことにします!」
三上「ちゃんと考えろバカ代!」
水野「じゃあ今日はグレランってやつでいいのか?役職者と暫定白を外すんだったよな……ということは……」
椎名「占いの郭と黒川、二人がそれぞれ白判定した水野と三上を外すと、渋沢、藤代、将、若菜、真田、鳴海に僕の中から選ぶってことだね。」
GM「話し合いそこまで。投票をはじめてください。」
渋沢 → 真田
藤代 → 鳴海
三上 → 真田
水野 → 藤代
風祭 → 真田
郭
→ 風祭
若菜 → 鳴海
真田 → 椎名
椎名 → 風祭
黒川 → 真田
鳴海 → 風祭
真田(4)、風祭(3)、鳴海(2)、椎名(1)、藤代(1)
GM「投票の結果、今夜の処刑は真田。これより二日目の夜に入ります。」
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