汝は人狼なりや?  



【3日目朝】
GM「昨夜、噛まれたのは風祭。話し合いをスタートしてください。」

(噛)設楽、風祭
(吊)真田

藤代「真田ー!風祭ー!」

若菜「くっ……お前らの尊い犠牲は決して忘れないぜ……!」

黒川「今日は俺からいいか?占いCO、翼○。理由は昨日の三上と近い。敵にまわすとやっかいだし、昨日もよく喋ってたから。このまま場を乗っ取って誘導にもっていかれると怖いからな。」

郭 「占いCO、風祭○。理由は役職COの質問が気になったから。ゲームのルールをよく知らないふりをしながら、そのままの流れで本物がCOするのを狙ったのかと思って。まあ……すでに噛まれてしまっていないけど。」

三上「そこは俺も少し気になってた。しかし、早速噛まれるとはな。」

椎名「ほっておいても吊られたかもしれないのにね。」

藤代「なあ、なんで昨日はほとんどの票が真田と風祭に集まったんだ?」

鳴海「このゲームは、喋りすぎても、喋らなすぎても疑われるんだよ。
昨日、真田はほとんど何も話してない。風祭は喋ったと思ったら質問ばかりで内容については触れず、触れたかと思ったら役職のCOについてだ。疑われる材料にはなるな。」

若菜「なんで喋らなすぎてもダメなんだ?」

鳴海「潜伏狼の可能性が強くなるから。狼は役職を騙って混乱させたりもするが、目立たず潜伏したまま村人のふりをしていることもある。」

椎名「さてと、そろそろ出てもいいかな。霊能CO、真田○」

三上「お前が霊能かよ。対抗は?」

水野「……いない、みたいだな。」

渋沢「一人だけってことは、本物と考えてもいいのか……っと、既に存在していない場合もあるんだったな。」

三上「そうそう。既にいない真田や風祭が霊能だった可能性もある。」

椎名「あいにくと僕は本物だけどね。さて、今日はどうする?」

鳴海「潜伏狼を探すか、かぶってる役職二人に視点をうつすか、だな。」

椎名「個人的にはまずは占い二人の正体をはっきりさせるべきだと思うけど。このまま放置ってわけにもいかないしね。」

三上「そういや二人ともたいして喋ってねえんだよな。」

郭 「お望みなら主張はするよ。あまり喋りすぎても疑われるらしいからね。多少は寡黙にもなるよ。」

黒川「そうだな……確かに疑われるのを恐れて口数が少なかったのは認める。」

椎名「占いの理由は二人とも筋は通ってると思う。」

渋沢「二人とも本物に見えてくるな。どちらかに決定的なミスでもない限り、特定するのは難しそうだ。」

藤代「じゃあローラっすか!?」

若菜「だからローラーな。」

三上「でもなー。本物と狼ならまだしも、本物と狂人だとすると、後が無くなんだよなー。」

若菜「え?どういうこと?」

三上「通常、一晩で二人がいなくなる。たとえば今日は郭ともう一人、明日は黒川ともう一人。4人の村人がいなくなって残りは5人。
その中の割合が村人3人、狼2人だった場合、次に吊りを間違えた瞬間、狼の数と村人の数が同じ2人になって、村人陣営の負けになる。」

若菜「あー、なるほどなー……いや、でも狩人いるじゃん!狩人は狼からの襲撃守るんだろ?うまく行けばもうちょっと引き伸ばせるかもしんないだろ?」

椎名「狩人が襲撃を防げる確率は低いからね。そもそもまだ残っているかすらわからない。今はまだ、そんないちかばちかの可能性に賭ける段階じゃないと思うけど。」

水野「どちらかと言うのなら……俺は郭を支持する。」

若菜「ほうほう!その心は?」

水野「俺が村人であることの証明者……というのも大きいが、何より郭は黒川よりも先にCOしている。」

黒川「先にCOした方が少なからず信憑性があがるのは事実だ。だが妙な点なら郭の方が大きいと思うけどな。」

郭 「ふーん?どんなことか知らないけど、言ってくれて構わないよ?」

黒川「占い対象に風祭を指定したことだ。」

郭 「それの何がおかしいの?」

黒川「風祭の発言は確かに気になったが、そう思ったのはお前だけじゃない。だから翌日になれば、誰かしらが同じことを問い詰めたはずだ。本当に誰かを誘導しようとしていたなら、元々あやしまれてたことも加えて、占うまでもなく吊られる対象になってたと思う。それなのに、どうしてわざわざ占う必要があった?
それよりも他のグレーの奴らを占って、まったくあやしまれていない潜伏狼の可能性を少しでも潰しておいたほうがよかったんじゃないか?」

郭 「確実に吊られるとも限らないのに?あやしいと思った時点で結果をはっきりさせておくことを妙な行動だなんて言われたくないな。」

黒川「はっきり言うと、俺はお前が狼だと思ってる。風祭を噛むことを決めて、偽の占いに信憑性を持たせるため……もしくは回数を稼ぐためにあえて風祭を占ったんだ。」

郭 「ただのこじつけだね。自分の都合の良いように偏った解釈でしかない。」

渋沢「困ったな……。二人とも正論ではあると思うが……。」

若菜「あのさ、よくわかんねえんだけど……黒川は英士が狼だと思ってるんだよな?」

黒川「ああ。」

若菜「その場合ってさ、狼が英士で、もう一匹がどこかにいて、じゃあ狂人ってのはどこにいるんだ?狼と一緒に役職を騙ったりする役なんじゃねえの?」

鳴海「なんで狼がもう一匹いる前提なんだよ?処刑された真田かもしんねえだろ?」

若菜「えっ……て、ああそっか!椎名が一馬は○って言ってたから……でも椎名も霊能確定じゃないのか。」

椎名「まあ手放しで信頼しろってのも無理な話か。
狂人は役職騙り以外でも、うまく潜伏して場を操作する側にまわることもあるよ。もしくはすでにいない真田か将だった可能性もある。狂人は人狼陣営ではあるけど、判定は○と出るからね。」

若菜「あー、なるほどなー。うん、やっぱりわからん。」

郭 「結人。言っておくけど俺は狼じゃないからね?」

若菜「う?うん。」

黒川「俺も主張しとくわ。吊ってもいいけど、吊るなら郭も俺も両方にしてくれ。みすみす偽者を残したりはしないでくれよ。」

若菜「お、おう?って言われてるけど、結局どうすんだ?」

椎名「ここまで来ると占いローラーか?他に疑わしい奴も出てこないし。」


GM「話し合いそこまで。投票をはじめてください。」


渋沢 → 郭
藤代 → 郭 
三上 → 黒川
水野 → 黒川
郭   → 黒川
若菜 → 黒川
椎名 → 郭
黒川 → 郭
鳴海 → 黒川

黒川(5)、郭(4)


GM「投票の結果、今夜の処刑は黒川。これより三日目の夜に入ります。」



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