汝は人狼なりや？ 　

―　恋愛シリーズ番外編　―


【７日目朝】
GM「今朝、が無残な姿で発見されました。話し合いをスタートしてください。」

（噛）吉田、椎名、桜庭、藤村、
（吊）真田、水野、鳴海、若菜、井上

谷口「あばばばば！俺が生き残ったと思ったら、噛まれたじゃんか……！」

郭　「なんでそんなに慌ててるの。予想できてたことでしょ。」

上原「が噛まれたってことは、狩人はもういないのかな？」

天城「いや、狩人が必ずしもを守ってたかはわからないし、そもそも既にずっといなかったかもしれない。」

上原「狩人COしてもらった方が良い、のか？」

不破「今の状況ならば潜伏しておくべきだろう。まだ残っているのなら防衛成功の可能性がある。みすみす狼の標的にする必要もない。もし吊り対象になればそこでCOすれば良い。」

郭　「ただ、COしたところでそれを信じさせる要素もないから、怪しまれるのも覚悟で、だね。」

上原「よし、今日はどうする？昨日の感じだと、いかにも怪しいって奴はいないよな？」

天城「それぞれが考える順位づけを確認するか？人数も少ないし、ギリギリに吊り対象が決まるよりは良いと思う。」

谷口「なるほど、誰が人外の可能性が高いかの順位をつけろってことだよな？」

郭　「良いんじゃない？人数と時間的に順位づけの細かい理由は言いきれないだろうけど。」

不破「それならば一番黒に近いと思った奴への理由を言うべきだな。」

上原「わかった。えーと、じゃあ俺は、谷口＞天城≧不破＞郭。残りの順番は……投票のときのリスト順で良いか。郭、谷口、不破、天城の順で。まずは順位だけ言ってこう。」

郭　「了解、上原は抜いて良いよね。谷口＞不破≧天城」

谷口「なんで二人とも俺が一番なんだよ？！不破≧天城＞郭！」

不破「谷口＞天城＞郭。」

天城「谷口＞不破＞郭　だな。」

谷口「おおおおーーーーい！！」

郭　「遅かれ早かれ吊り対象になるとは思ってたけど、見事に全会一致だね。」

天城「これ、理由を言う必要あるのか？皆同じ考えなんじゃ……」

不破「理由は昨日のとおり。有益な意見がない割に、吊られない程度に会話に紛れているからだ。」

上原「ちょっと考えちゃうのが、谷口が村だった場合、やっかいな奴らだけが残るってことになりそうってことかな……。」

郭　「そう？ボロを出さないようにわからないフリして場に潜んでるよりも、よく喋る方を残した方が良いと思うけど。」

不破「身になる意見があった方が考察材料が増えるのは確かだな。それに、谷口が白ならば明日で狼が判明する。」

上原「ん？」

不破「上原は共有、郭はほぼ白確定、そして俺は村だ。明日が来たならば、天城を吊って終わりだ。」

天城「いや、それは俺から言わせれば、お前になるんだが。」

不破「俺は村だぞ。」

天城「俺も村だ。」

谷口「俺も村！」

不破「ただ、お前には疑う要素が少ないのも確かだ。だからこそここまで残っているのだろうが。」

天城「俺だってお前が嘘をつくようには見えないからな。できれば今日で勝負がついてほしいと思うよ。」

谷口「いや、俺が村ってことは、お前ら二人のどっちかが狼のはずだからな？！なあ、聞いてる？！」

郭　「ここで言い合ってても埒があかないんじゃない？」

上原「微妙なバトルが勃発してるけど……どうする？吊り対象、もう少し考えるか？」

不破「それは時間の無駄だろう。谷口がこの場にいる全員の意見を覆す力を持っているとは思えん。」

天城「同じく。」

郭　「うん。」

谷口「悩めよ！少しは悩めよお前ら！！せめて悩む素振りだけでも見せて！！」

不破「なぜだ。俺の答えは決まっている。」

天城「そういうのは苦手だ。」

郭　「なんで谷口のためにそんな労力使わないといけないの。」

谷口「昨日も言ったけど！嘘も演技もしてないし、わからないフリもしてない！フリじゃなくて、本当にお前らについていけてなかっただけなんだってば！」

不破「尚更戦力にならん。」

天城「それは今言っても逆効果だぞ。」

郭　「せめてわかるように努力くらいしたら？」

上原「なにこの怒涛の攻撃。俺に向けられてないのにつらい。」

谷口「そうだ！狐！狐が残ってる可能性があるぞ！そしたら今日で勝負が決まっちゃうじゃんか！」

郭　「それも考えなかったわけじゃないよ。でも、5日目朝が狐噛みだとしたら、狼は狐の正体がわかってる。狐を残したまま明日になれば、自分の陣営だって負けるってわかってるのに、みすみす村を吊る方向にもっていったりはしないでしょ。」

不破「狩人防衛だったとしても、これまでの条件と状況から、狐は残っていない可能性の方が高い。いや、もしくはお前かもしれないな。谷口。」

天城「昨日、何も役職は無いと言った手前、狩人を名乗ることも出来ないしな。」

谷口「よってたかって、お前ら俺になんの恨みがあんだよ！助けて上原！」

上原「俺にはそんな力は……残念ながら。」

谷口「共有のくせにー！くそう……がここにいたら、きっと俺のことを守って……」

郭　「だったら笑いながら、軽く吊って終わりだったと思うけど。」

上原「ああ、そういや昨日の夜会話で笑ってたな。谷口吊って終わりだったら平和なのにって。」

谷口「ほ、ほかにも！何か俺のこと言ってなかったか？！吊るのは惜しい存在とか！やるときはやる男だとか！」

上原「井上と二人でにぎやかしコンビだって言ってた。」

谷口「にぎやかし！？」

上原「あとはー……天城と不破が残ると厄介とも言ってたな。理論的な厄介さでいえば不破。立ち位置の厄介さでいえば天城。」

不破「ふむ、がそんなことを。」

天城「立ち位置って言われてもな……。」

郭　「まあ、さっき言ってたとおり、谷口を吊って終わりかもしれないしね。明日がきたとしても、にぎやかしがいなくなるから、静かにゆっくり議論ができるよ。」

谷口「誰がにぎやかしだ！！」


GM「話し合いそこまで。投票をはじめてください。」

郭　　→　谷口
上原　→　谷口
谷口　→　不破
不破　→　谷口
天城　→　谷口

谷口（４）、不破（１）


GM「投票の結果、今夜の処刑は谷口。これより７日目の夜に入ります。」



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