汝は人狼なりや?  

― 恋愛シリーズ番外編 ―



真田「胃が痛い。」

「気のせいだろ。」

郭 「気のせいだね。」

若菜「気のせいだな。」

真田「一人くらい気遣えよ!!」

鳴海「なんだあ?真田、びびってんのか?」

真田「は!?だ、誰が……」

上原「あーでも俺も気持ちわかる。」

桜庭「同じく。」

不破「なぜだ?たかがゲームだろう。」

水野「不破は動じないんだろうな。……というか……」

藤村「一番の脅威になりそうやな〜。」

椎名「ま、このゲームは必ずしも頭が回る奴が勝つわけでもないけどね。」

藤村「お、姫さん、その台詞自分に返ってくるんちゃう?」

椎名「さあね?ただ、どんな状況でも僕は勝ちにいくよ。」

天城「心理ゲームのようなものだと聞いたが、なんで皆そんな仰々しいんだ?」

「なー。なんでだろうな?」

水野「白々しいな。お前やったことあるだろ、。」

「そりゃあるけど。でもせっかくなんだし、どんな状況でもまずは楽しまないと!」

谷口「前に俺が参加したときのの活き活き感と言ったら……思わず感動を覚えたぜ!」

桜庭「感動すんなよ。お前、思いっきりに罠かけられてボロボロだったじゃねえかよ。」

上原「あんなに簡単に罠にかかる奴初めてみたよ俺。」

椎名「同じ境遇の仲間が出来そうじゃん、直樹。」

井上「誰がトラップマスターやねん!ちょっとかっこええやないか!」

吉田「言うてへん言うてへん。あとかっこよくもない。」

井上「翼!今日の俺は関西選抜としてここに来た!つまりお前は敵や!!シゲ、ノリック!俺らの絆を見せたろうやないか!!」

藤村「絆って言われてもなあ……元々そんなもんあったっけ?」

吉田「そもそも僕GMやし。」

井上「な、な、なんやってええええ!!」

「さて、茶番も良い感じに終わったところで、はじめようぜ。」

郭 「今の茶番は必要だったの?」

真田「いらないと思う。」

吉田「ほな僕の出番やね。GMやらさしてもらうんでよろしくな〜。
今回の村は、村人:6 占い師:1 霊能者:1 狩人:1 共有:2 狂人:1 狐:1 人狼:2の15人村や。」


(参加メンバー)
、若菜、真田、郭、鳴海、桜庭、上原、谷口、不破、天城、水野、椎名、藤村、井上、吉田(GM)


ここは山奥にある穏やかで平和な村。
そんな村に人狼が紛れ込み、村人と同じように生活しているという噂が流れた。
人狼は昼間は人と同じ姿、夜は人狼となり人間を食い殺していくという。
人狼に怯える村人たちだったが、ある朝ついに、人狼に喰われた村人の無残な死体が発見された。



【2日目朝】

(噛)吉田

「さてさて!おはよう諸君!」

郭 「最初からテンション高いね。」

「こういうのは楽しんでいかないと!」

椎名「吊られる対象になりやすいのと天秤にかけてもそのテンション保つあたりがすごいよ。」

井上「なんやと!それなら俺やって負けへんで!!」

藤村「お前は以上に速攻で吊られることになるからやめとき。」

井上「なんでや!!」

椎名「直樹、ちょっと黙って。時間もないし、さっさと進めていこう。占いCOは?」

若菜「ハイハイ!俺が占い師!!」

真田「結人かよ……!」

「ハイハイ!俺も!!」

桜庭「なんだよその、ノリで出てきた感は!」

水野「なるほど。若菜が狼でが狂人ってところか?占いCOだ。」

天城「水野も占いなのか。」

藤村「早速混戦してきたわ〜。」

鳴海「他には……さすがにいねえな。占いCOは3人か。」

谷口「には前に騙されたことがあるからな……厳しい目で見ていくぜ俺は。」

郭 「前のいざこざは持ち込まないで、冷静に同じ条件で見ないと、また同じ目にあうと思うけど。」

谷口「ぐぬっ……」

上原「えーと、それぞれの占い結果は?」

若菜「オッケー。藤村○な!」

「井上●ー」

水野「郭○だ。」

藤村「ほうほう、サルに●が出たで〜」

井上「ちょお待て!!何言うてんねん!俺は村人や!真っ白や!!」

鳴海「良い機会だから吊りで良いんじゃねえの〜?」

椎名「そうだね、うるさいし。」

真田「そういう理由?!」

井上「おいいいいい!!」

天城「それはさすがに気の毒に思えるぞ。」

郭 「まあ冗談は置いといて、今日の吊りを誰にするかは考えないといけないんじゃない。」

鳴海「だろうな。共有そろそろ出て来いよ。」

上原「……あー、やだわー。」

谷口「もしかして、上原が共有か?」

上原「うん。俺、こういうの向いてないんだよな〜。しかもメンバー濃い奴らばっかりだし。」

「まあまあ、頑張れよあっくん。」

上原「今まさにお前が引っ掻き回してるんだけどな!?」

「いやいや、俺は占い結果を伝えただけだぜ?引っ掻き回してるなんて言ってほしくないな!」

若菜「待った待った!俺が真占いだから!」

水野「この二人が真占いに見えるかよ。皆、落ち着いて考えてくれ。」

桜庭「これは頭が痛くなるな。俺も応援するぜ上原。」

天城「占い根拠も聞いておくべきじゃないか?」

上原「そうだな。えっと、それじゃあCOした順で占い根拠を教えてくれ。」

若菜「と、なると俺か。手強そうで何考えてるか読めない奴を占ってみた。」

藤村「こんな単純明快純粋無垢な男を目の前に何言うてるん?」

椎名「あーはいはい。」

「完全ランダム。誰が狼かなんて最初はわからないからな。そしたら大当たりってね!」

郭 「……なんか愉快犯っぽいんだよね、さっきから。」

「最初から言ってるじゃん。楽しみたいって。役職が真占いになっても同じことだよ。」

桜庭「だと本気で言ってそうなのがやっかいなんだよ……」

水野「俺も若菜と同じだな。敵にまわったらやっかいな奴から占った。」

鳴海「それはそれで無難すぎるっつーかなー」

井上「とりあえずは人外や!それは確実やな!」

真田「必死だな……」

井上「当たり前やろがい!!」

上原「当然だけど確定できる要素が少なすぎるんだよな……やっぱり最初はグレラン……って、あれ?」

谷口「どうした?」

上原「不破って参加してたよな?一言もしゃべってない気がするんだけど、回線途切れてる?」

桜庭「そういえばそうだな。おい、不破?」

不破「なんだ。今考察中だ。」

椎名「ちょっと不破!黙って考察してたら速攻で吊られるよ?」

不破「それは困る。」

「よし、大地くんの見解を聞こうじゃないか。」

不破「ふむ。まず全体に対する占い師の割合についてだ。現在3人の占い師が出てきているが、この中で真がいるとすれば一人のみ。ただしここに占い師が初回犠牲者でないという条件が入ってくる。だが、今回の15人村という条件下で考えた場合、3人の中に真占いがいる確率は高い。組み合わせとしては真・狂・狼、真・狼・狼、真・狐・狼、真・狐……」

上原「長い長い長い!!不破、制限時間があるから結論だけ頼めるかな!?」

不破「要素が足りな過ぎて結論は出ていない。」

若菜「結局わかんねえのかよ!」

真田「嘘つきを探すって不破には向いてなくないか?」

鳴海「けど、矛盾があれば一気に突いてきそうで厄介だわ。」

上原「とりあえず今日はグレランにしよう。占いで黒は出たけど、まだ誰が真かもわかってないし。」

「えー。せっかく黒出したのになー。俺は井上にするからな。宣言しとく。」

井上「!お前っちゅー奴は……!俺やってお前にしたるわ!!」

上原「え、ちょっ……て、やべ、時間!……あーもー!他はグレラン!桜庭、鳴海、天城、真田、谷口、不破、椎名からな!」


GM「話し合いそこまで。投票をはじめてください。」


 → 井上
若菜 → 椎名
真田 → 谷口
郭  → 真田
鳴海 → 椎名
桜庭 → 真田
上原 → 谷口
谷口 → 真田
不破 → 鳴海
天城 → 真田
水野 → 谷口
椎名 → 鳴海
藤村 → 鳴海
井上 → 

真田(4)、谷口(3)、鳴海(3)、椎名(2)、(1)、井上(1)


GM「投票の結果、今夜の処刑は真田。これより2日目の夜に入ります。」



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