哀しみの華


このお話は
電撃文庫 『哀しみキメラ』(著:来楽 零 様)の
設定をお借りして、書いているものです。

前連載同様、設定のみお借りする形になると思います。
よって、内容も登場人物も大分変わってきます。

この作品を知っている方はイメージを崩してしまうかもしれません。
そして笛キャラにも特定のイメージを強く持たれている方、キャラが悪人になる、
キャラが死んでしまうなんて考えられない、という方にはお薦めできません。

その点ご注意いただき、それでもいいと思っていただけたなら、
ぜひごゆっくりとご覧くださいませ。





【用語と設定】


[魔の者]

一般の人間には見ることが出来ない、妖怪や幽霊などと呼ばれるものの俗称。
人間、動物から、液体のように形がないものまで、その形は様々である。
人間の持つ生気を食糧とするが、そのほとんどは少量の生気のみで存在し、人間に害を与えるものは少ない。
ただし、人間に影響を与え、死に至らせる危険なものも存在し、その力が大きければ大きいほど、力のない人間の目にも見えるようになる。



[退魔師]

危険な魔の者を祓うことを生業としている人間を指す。
一般の人間には見えない、魔の者を見ることができる。
また、魔の者を祓うのみならず、幽霊に関する相談やカウンセリングなど、魔の者に関することならば事業は多岐に渡ることが多い。



[魔の者とヒロインたちについて]

一般の目にも見える強力な魔の者に入り込まれ、体と同化してしまったために、魔の者だけを祓うことができなくなってしまう。
そのため、人間としての食糧のほかに、魔の者としての食糧が必要となる。その食糧は人間の生気となるが、魔の者を喰うことで代用することが出来る。食糧を摂らなければ、ひどい飢餓感に襲われ、最終的には死に至ると考えられている。
同じ魔の者に入り込まれているからか、自分の取り込んだ食糧について消化する前ならば、他者に分け与えることができる。
入り込まれた魔の者の特性により、身体能力、自己治癒力が飛躍的に向上している。





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