たった一人の君へ




2007.11.24 〜 2008.03.30
全20話





新しい年で最初の完結作品となりました!
いつものごとく、思ったよりは長いお話となりましたねー。

このお話は連載を始めるちょっと前くらいに思いついていて、
けれど既に一馬連載はある・・・という状況の中、悩みつつ書き始めたお話です。
先にあった『哀しみの華』の連載が終わってからでもいいかと思ってはいたものの
何だか頭の中ではどんどんお話が出来上がってしまい、あーもう書いてしまえ!と
結局のところは勢い任せに書き始めました。

内容が内容なだけに、暗くなるのは覚悟していましたが
本当にどんどん暗くなっていってしまいどうしようかと思いました・・・。
けれどヒロインと一馬以外のキャラ(ほとんどが英士ですが)によって背中を押され
二人とも前に進むことができました。よかったよかった。


最終話は最初から迷っていたのですが、決まった結末にはしてません。
一馬はが好きなままですし、ヒロインは一馬が、英士はヒロインがといった関係のままとなっています。
これは正直なところ、私もどうなるかわからないと思ったからです。考えてみればここからが大変なお話ですよね。

ヒロインは一馬とが両思いだったことを知っていますし、性格上、無理にそこに割って入ろうとは思いません。
一馬の心にはが残り続けますし、ヒロインを大切に思ってはいてもそれが違う想いになるのかはわかりません。
そして違う想いになったとしても、のことを思い出しなかなか踏み出すことができずにいると思います。
英士はそんな二人の性格もその想いも知っているからこそ、行動に出ると思いますが、
その結果がどうなっていくのかは・・・皆さまのご想像にお任せした方がいいのかなあと。



お話の感想もありがとうございました!感想を読んではにやけてました!
ほとんどが切ない・・・というお言葉だった気がしますが、
それと同じくらいに彼らに幸せになってほしいというお言葉もいただきました。
もう本当皆さま、それぞれのキャラの想いを読み取っていてくださって嬉しかったです。





キャラに切ない想いばかりをさせてしまったこの連載。
けれどこの先彼らが前を向き、それぞれが幸せになってくれればいいな、と思います。

ご感想などありましたらぜひぜひ。すごく励みになります!
それでは、この辺で。




2008年03月30日 春名 友





TOP