同じ月を見ていた
2007.06.02 〜 2007.08.25 全14話
『同じ月を見ていた』完結致しました!
14話完結と私の書くお話にしては、短めの連載となりました。
最後までお付き合いいただきありがとうございます!
突発的に始めてしまったこの連載。
日記にも書いたのですが、もともと勢いで書いた1話が始まりだったんですよね。
って、何だか勢いばっかりですね私。
けれど、そんな連載がきちんと形になり、完結させられることができて嬉しいです。
悪魔な三上さんと、無気力ヒロインさん。いかがだったでしょうか?
ちょっと気になったのが最終話。
ちゃんと説明してない部分が結構ありますので、補足説明なんてしてみます。
特にいらないわ!と言う方は読み飛ばしてしまって結構ですー。
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ヒロインは三上さんによって、命を救われました。そして、三上さんに関する記憶を全て失います。
ちなみにこれは悪魔界の掟によるものです。事故の影響ではありません。
そして三上さんは悪魔界の罰を受けました。
それは存在を消されるものではなく、力のリセット。
三上さんはそれなりに長く生きていますので、実は強い力も持っていました。
(作中ではむしろ人間界に落とされた弱い悪魔のイメージがあったかもしれませんが)
それらの力は全て奪われ、0からのリスタートとなります。
最後の彼の姿が少年の姿だったのもこのためです。(姿は力に比例するからです。)
力のあった悪魔にとって、これほどの屈辱はありません。
存在を消されるよりも重い罰だと捉えられ、
力を奪われて三上さんはまた人間界へと放り出されることになりました。
これから彼は、また長い時間をかけて力を取り戻していくこととなります。
ヒロインが月を見て、切なくなっていたのは
無意識のうちに自分のせいで三上さんが犠牲になったのだと思っていたからです。
けれど、聞こえるはずのない彼の声が聞こえた気がして。
彼は消えていなかったのだと感じて。
それからの彼女は切なさよりも、幸せな気持ちで月を見上げるようになります。
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他人に心を開けなかった二人。
けれど、お互いがお互いの心に触れて、成長していく。
突発的ではありながら、そういったお話が書きたいと思いながら
お話を書き進めていました。
少しでも二人の心の成長を感じていただけたなら幸いです。
ご感想などありましたら、是非アンケート、BBS、拍手などに書き込んでくださると嬉しいです!
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました!
2007年08月25日 春名 友
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