Call 〜『君の本音と僕の嘘』編〜









トゥルルルル・・・トゥルルル・・・








『もしもし?』

?今、家?」

『そうだよ?何で?』

「いや、まだ学校にいたら大変だなって。」

『ええ。おかげさまで。何とか今日の作業も終わりましてよ?』

「何その言い方。可愛くないな。」

『可愛くなくていいもんねー。今日も郭くん、とっとと帰っちゃうしさ。一人で作業ってのもしんどいんだよ?』

「ああ、俺がいなくて寂しかったの?」

『そんなこと一言も言ってません!!』

「可愛くないな。」

『可愛くなくて結構です。』

「・・・襲うよ?」

『ごめんなさい。』



「まあ冗談はこれくらいにして。」

『(冗談?本当に冗談?)・・・何?』

「明日どこかに行かない?」

『え?私と?』

に電話してるんだから、しかいないでしょ。ボケてるの?」

『(ひどい言われよう・・・)そうだねー。すみませんねー。』

の苦労を労ってあげようと思って。何かおごるよ。」

『え?本当??やった!ラッキー!!』

「何が食べたいか考えといてね。」

『え?何でもいい?フランス料理とか・・・』

「常識で考えてね?」

『・・・考えときまーす!』



「じゃあ明日、改札前11時にしようか。」

『了解ー。楽しみだなー。』

「楽しみ?何が?」

『え?何がって・・・?』

「おごられることが?それとも俺と一緒に出かけられることが?」

『っ・・・!それはっ・・・』

「それは?」

『えっと、あの・・・・』

「ん?」

『−・・・両方っ!!』

「・・・ふーん。」

『じゃあ明日ね!バイバイ!!』









プツッ・・・ツーツーツー・・・










「ははっ・・・素直じゃないよね。相変わらず。」












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『君の本音と僕の嘘』編でした〜。
短編終了後も相変わらず、英士に振り回されているさん。
素直になれないために、まだ友達以上恋人未満な関係。

まあ両思いなんですが、さんは素直になれず
英士はさんをからかっているのがお好きのようで、カップル誕生まではもう少し。
けど、英士もからかうことにあきたら、本当にさんを襲ってしまうかもしれませんね!(笑)


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拍手ありがとうございました〜!

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