Call 〜『自分革命』編〜








トゥルルルル・・・トゥルルル・・・







『もしもし?』

「やっほー!!!明日デートしよーぜっ!」

『ムリ。』

「早い!返事が早いから!もっと考えろよ〜!」

『だって・・・別に私たち付き合ってるわけじゃないし・・・
結人がそういう気持ちなんだったら、行けないよ。』

「だったら付き合えばいーじゃんさー!」

『だーかーらー。自分の気持ちもわからないのに、付き合えないってば。』

「何だよー。好きだっつったら笑ってくれたくせに〜!」

『っ・・・あれはっ・・・本当の結人が見れた気がして、うれしくて・・・。』

「けど、『本当の俺』が見れて、うれしかったんだろ?」

『・・・そうなんだけど・・・。』

「それは恋だ!まさしく恋!!付き合おーぜ!」

『・・・って言いくるめようとしなーい!』

「ちっ!」

『堂々と舌打ちしないでよ。大体結人、私のどこがいいの?かなり疑問なんだけど。』

「え?全部?」

『っ・・・!もう。ふざけるなら切るよ?!』

「えー!俺マジで言ってんのに!超心外なんだけど!!」

『マジに聞こえないし。』

「えー!全く仕方ねーな!じゃあ具体的にあげるとー・・・
さりげない優しさだろー?後、はにかんだときの笑顔だろー?あと俺を見るときの・・・」

『もういい!もういい!!こっちが恥ずかしくなるからやめて!!』



「何だよ〜。我侭だなは!じゃあ俺の気持ちもわかったところで、明日出かけようぜ!」

『・・・だから行けないってば。』

考えすぎ!別に友達としてだったらいいわけだろ?
俺、と見たいんだよ!サンダーボルトシュート!!」

『・・・は?』

「俺の心のバイブル(漫画)が実写映画化したんだ!
もちろん、サンダーボルトシュートも出てくるんだぜっ!」

『ああ、例の・・・。』

「サンダーボルトシュートの良さがわかるのなんて、くらいじゃん!」

『いや、私にもよく・・・』

「だって、英士も一馬もバカにして一緒に来てくんないんだぜ?!
俺にはもうしかいないのに・・・!!」

『(英士と一馬って誰?)そんなこと言われても・・・。』

「俺のこと嫌い?」

『・・・そんなことないよ。』

「友達としても、ダメなわけ?」

『・・・友達として、だったら・・・。』

「OK?よしOKな!!じゃあ明日、駅ビルの前で10時に集合!よろしく!!じゃーな〜!!」

『ちょっと待っ・・・結人!?』










プツッ・・・ツーツーツー・・・












『・・・はー。結局、また言いくるめられちゃった・・・。』














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『自分革命』編でした〜。
短編終了後、実はまだ二人は付き合っていなかったり。
結人がかなり押せ押せで、さんにアタックしてます。

そんな結人の行動あってか、さんの気持ちはかなり結人寄りになってます。
ただ、真面目な子なので、気持ちが完全にわかるまでは、気持ちに応えられない。と。
そんなわけなので、二人がカップルになるのも時間の問題そうですね!

ではでは、ご感想等ありましたら、お気軽に書き込んでいってくださいね!
拍手ありがとうございました〜!

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